ノートパソコンの筐体が膨張? 発熱? それ、バッテリーの問題かも知れませよ?【HP Elite Book Folio G1】

体験談

 どうも、8月中10日間ほどノートパソコンを修理に出していて何にも出来なかった陽野一です。

 ノートパソコンを使っている人なら経験あるという人も多いであろう発熱問題。小さい体に高性能を詰め込まれた彼らは、いつも発熱と向き合わされています。

 その理論で言えばコナン君はいっつも熱出してるのかな?

 クソどうでもいい冗談は置いておいて、私のパソコンも夏場になると発熱問題が発生します。

 買って3年目の、決して性能は低くないものですが、夏場の高温が続くと発熱してしまいます。そして今年の夏、膨張してしまいました。

 結果から言うと、バッテリーが膨張してしまっていました。本体を落下させたり傷つけたりといったことはしていなかったので、無償で修理していただきました。

 今回は愛機発熱膨張騒動についてまとめ、同様の症状がある人への情報提供をしていきたいと思います。

 では行ってみよー。

当時の状況

愛機について

 まずは、私が使っているノートパソコンについてまとめていきます。

 私が使っているのはHP EliteBook Folio G1という機種で、プロセッサはインテルのCore m5、RAMは8ギガです。法人向けの製品ですが、個人でも購入できました。2019年8月1日に発売を終了しました。

 このモデルはイヤホンジャック1基とUSBtypeCが2基しか搭載されておりません。うち1基は充電ケーブルが接続されるので、空きは1基だけになります。

 この1基にLANケーブルを接続可能な、3基のUSBポートを接続可能なアダプターを接続しています。そのアダプターに、USBポートが2基付いたテンキーを接続し、そこへマウスを接続しています。

 そして今年の春にはサブモニターを購入しました。と同時にUSBtypeCのHDMIケーブルを接続可能なアダプターを購入し、そこに電源を接続していました。

 文章だとちょっと何言ってるのか分からなくなるので、図解しますね。

最大使用時にはこんな感じで繋いでました。

 調べた範囲ではよく分からなかったのですが、ポートを繋ぎすぎると熱くなるということをパソコンに詳しいうちのゼミの先生から聞きました。

 まあ感覚的には理解できますし、そりゃ熱くもなるよねって感じです。

 こんな状況で使用していたのと、室温30℃の部屋で使い続けていたのが原因で、大して重い作業をしなくてもかなり高温になっていました。

 火傷はしないけど、思わず「あつっ!」って言いたくなるくらいの温度です。

 後ほど測ってみると、表面温度は40℃は超えていました。一番熱くなっていたのはUSBポートがある位置ですね。

(ちなみに後から知ったことですが、40℃程度の発熱は特別異常な事ではないようです。詳しくはこちらの記事を見てみて下さい。

HDD・SSDの温度はどのくらいが適切? 熱を持ったときの対処方法

エレコムの100%子会社であるロジテック社さんのページです。SSDやHDDの温度について詳しく書かれています。)

 もちろん寝るときは電源は切っていましたが、日中はWi-Fiルーターの役目もさせていたので、電源は点けっぱなしでした。電源を点けた状態のまま本体を閉じ、サブモニターで作業をするということもあったので、熱がこもってしまったのかも知れません

そして膨らんだ

 異常に気付いたのは、8月の頭でした。実家への規制に際して、ノートパソコンを畳んで仕舞おうとした時です。

 パムッっという音がして、違和感を覚えました。

 普段はパタンっていう音がするはずなのに、軽い音がしたんです。変だなと思ってよく見てみると、ディスプレイが閉じ切らずに、ちょっと浮いたような状態になっていたんです。

 よくよく観察してみると、キーボード側の筐体が上面・底面ともに軽く膨らみ、膨らんだキーボード面がディプレイに触れることで、しっかりと閉じなくなっていたのです。

 パソコン内部でディスクを回しているHDDのパソコンは発熱の問題が起こりやすいことは知っていました。HDD搭載機は冷却ファンを持っているので、熱の問題が起こった時にはファンの掃除などをすることが解決策として提示されています。

 でもSSD搭載機にはファンもなければ、掃除のしようもありません。

 多少荒い使い方はしましたが、それに耐えられないような性能でもないと思っていたので色々調べてみたところ、バッテリーが膨張する可能性があることが分かりました。

修理依頼

 筐体の膨張に気付いたのは帰省する直前だったので、とりあえずそのまま帰省しました。

 実家に帰ってからHPに、筐体が膨らむような事態が起こり得るのかを電話してみました。修理が必要かどうかすらよく分からなかったので、とりあえずパソコンの操作などを聞く電話番号に電話してみました。すると、あり得るとのこと。

 電話で聞いた話によれば、 バッテリーは個々に特性が出てしまい、例えば発熱しやすい個体も出来てしまうとのことでした。

 そしてバッテリーが膨張することによって筐体も膨張する事態は、珍しい訳では無いような話し方でした。

 とりあえずパソコンの状態を説明したところで、修理サポートの方へ電話するように言われました。

 ちなみに、電話する際にはシリアルナンバーを用意しておきましょう。電話口で聞かれますし、向こうはシリアルナンバーで製品と持ち主、それらの情報を結びつけていますので、話が早くなります。

 シリアルナンバーは、PC本体の裏に貼られているシールや、外箱に貼られているシールに、「SN#」等の記載の後に英数字で表記されています。

 修理サポートの方へ掛け直すと、シリアルナンバーで既に問い合わせた内容が共有されていました。もう一度詳しく状況を示すと、発熱の大体の温度や経緯、火傷の有無を聞かれました。

 状況からしてバッテリーが膨張しているだろうということだったので、パソコンの保証とは別に修理してもらえるとのことでした。それにはパソコンを落下させたり濡らしたりしていない必要があります。

 こちらに過失が無ければ無料で修理してくれるようです。

 そのまま修理の手続きを進めました。

 配送手続きは向こうでやってくれます。また、パソコンは向こうが指定する運送会社が受け取りに来てくれるので、受け取りの時間を決めるだけで良いです。

 また、パソコンを修理している期間は代替機を借りることが出来ます。ただ、貸してくれるのは別のレンタルしてくれる会社であること、手続きは自分でしなければならないこと、届くまでに時間が掛かることから、今回は借りませんでした。

 修理には修理依頼票を用意しておく必要があります。修理依頼票はHPカスタマー・ケア-ナレッジベースからダウンロード出来ます。

 ちなみに、修理の際に用意しておくものは

 ・修理依頼票
 ・パソコン本体
 ・充電ケーブル
 ・ACアダプター

 この4点です。ただしこれは、無償で修理してもらう場合に用意するものです。有償の場合はこれ以外にも用意するものがある場合がありますので、よくご確認ください。

 ここで、何らかの理由で修理依頼書をダウンロードして印刷できない場合についてです。

 私は実家で修理を依頼しましたが、実家にはPC環境はあっても印刷機がありませんでした。でも用意しなくてはなりません。

 ではどうするか。

 わが実家には、現役のFAXがあります。スミソニアン博物館に展示されているとも、先進国では日本程度でしか一般的に使われていないとも言われているFAXが、実家では元気に稼働中です。

 電話口で修理依頼書をFAXで送ってもらえないか確認したところ、可能だとのことでした。

  コピー機がお宅になくても、FAXがあれば修理依頼書は手に入りますよ!

 大事な事なのでもう一度言います。FAXあれば大丈夫!

 今回の一件で一番大きな発見は、これです。手段は探せばあるもんですね。

 また、修理完了後の送り先を指定することも出来るので、 私のように実家に帰省した際に修理を依頼し、修理完了したパソコンの送り先を下宿やアパートにするといったことも可能です。その際、〇日以降の発送なら下宿に、〇日より前の発送なら実家に、と言うような指定も可能なようです。

 修理は約10日間で終わりました。

 こちらから修理センターにパソコンが届いて修理が受け付けられた時と、修理が完了して発送手続きが完了した時、それと修理開始から6日経った時にはメールも来るので、修理の進行具合も大まかにですが把握できます。

 発送手続き完了メールには、運送会社の運送状況を確認できるリンクも貼ってあるので、便利ですよ。

そして帰って来た

 約10日間の修理期間を経て帰って来た愛機は膨張から解放され、いつも通りのスタイリッシュな姿になっていました。

 お帰り!

 同梱されていた修理報告書兼納品書によると、交換した部品はバッテリーだけとのこと。

 また、可能な範囲で掃除もしてくれたとのことでした。しかも無料で。

 感謝ですね。

 なおバッテリー交換後の発熱は、仕様の範囲内だとのこと。

 とは言っても、どこまでの発熱が仕様の範囲なのかはよくわかりません。それに、また問題が起こるようなことになれば、10日間パソコン無し生活になってしまいます。

 当方は卒論執筆も控えている身。今後パソコンがなくなってしまうのは非常に困ります。

 そこで、私にもできる排熱対策を行うことにしました。

 1つはハブに接続しているUSB機器の数を減らすこと。しかし私が使っているUSB機器はパソコンへ入力するものが多いので、接続数は減らせてもハブの数は減らせませんでした。

 タコ足配線からタコの足を2、3本取った程度です。もっと言うなら、イカ足配線をタコ足配線にした程度です。

 それでも相当数のUSB機器を繋ぎ変えました。そのためにUSBポートだけの延長コードを購入しました。6つのポートを持ち、ケーブルの長さも1.5mあるので、机の上で使うのに便利です。

 そして本命の2つ目の対策。それはPCクーラーを使ってみるということです。前から使ってみたかったので、この機会に購入してみました。

 パソコンに詳しいうちのゼミの先生も、「夏場に発熱して冬場は発熱しないんだったら、冷やしてみたら?」と言っていたので、購入することは即決しました。

実際に使ってみた感想やレビューはこちらの記事にまとめたので、良ければ見てみて下さい。

さいごに

 いかがでしたか?

 大事なパソコンに異常が発生するというのは、不安な事ですよね。私もパソコンに詳しい訳ではないので、非常に不安になりました。

 そんなときには、サポートセンターに電話してみることが大事だと思います。聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥、と言いますからね。

 ただサポートセンターは得てして電話が繋がりにくいので、平日の時間がある時でないと電話は難しいでしょう。時間はかかると思いますがメールでも問い合わせは出来るので、分からないことがあれば聞くことをお勧めします。

 今回の1件で、私は多くのことを学ぶことが出来ました。

 通常はダウンロードして印刷しなければならない修理依頼書をFAXで送ってもらえることや、修理品の送り先を柔軟に対応してくれることは、電話で聞いてみなければ分からないことでした。

 また、10日間パソコン無し生活を少しでも快適なものにするために調べた結果、スマホをLANケーブルと直結する方法があることを知りました。

 私のパソコンはUSBtypeCの端子しか搭載されておらず、LANケーブルの変換アダプターはtypeCです。そして私のスマホも、typeCです。それすなわち、パソコンにLANを接続する要領で、スマホに接続して高速通信を使えるということ。

 私のスマホは格安SIMを使っておりデータ容量に余裕がなく、普段はパソコンをWi-Fiルーター代わりにもしていたので、有線で通信できるのは大いに助かりました。今回の件が無ければ、スマホを有線で使えるということを知るのは、ずっと先の事か、もしくは知らないままだったでしょう。

 人は不便から学びますね。必要は発明の母とは、良く言ったものです。

 今回はSSD搭載のノートパソコンが発熱し、筐体が膨張したので修理に出した一連の流れと、今回の一件から学んだことをまとめてみました。

 HDD搭載機の熱問題と筐体の膨張に関する情報はネット上でも複数ありましたが、SSD搭載機に関する情報はめぼしいものがあまり見られなかったので、同様の障害に遭った人の参考になれば幸いです。

 今回の件を糧に、大事なパソコンをもっと大切に扱っていこうと思いました。

 ではまた。

コメント

  1. たまき より:

    はじめまして!
    2年半くらい使用しているHPのノートPCがガタついていて側面?が少し開いてきているのに気づいて色々調べてたらこちらにたどり着きました。
    他サイトでも同機種で同じような症状の方たくさんいる上にメーカーさんがちゃんと対応してくれないというコメントが多くお正月早々落ち込んでいましたが、こちらの記事で少し希望がてもてました。ありがとうございます!年始明けメーカーに問い合わせがんばります。

    • 陽野 一 より:

      たまき様

      コメントをいただきまして、ありがとうございます!

      私が問い合わせた時には対応してくれたので、時間がある時に問い合わせてみると良いと思います。

      良い結果になるといいですね。