2019ゴジラを観てきた感想を語る!

映画

 2019年ゴジラ「キング・オブ・モンスターズ」を映画館で観てきました! 感想を一言で言うと、「すごく面白かった」になりますが、まだ収まりきっていない興奮を抑え込みつつ、面白いと思ったポイントなんかを紹介していきます。

 なお、ネタバレを含みますので、ネタバレが嫌いという方はそっと戻ってくださいね。では行きます。

とにかく派手

 レンタルで前作を観てから劇場に行った私は、当初そこまで期待していませんでした。なぜなら前作は派手さが物足りず、少々盛り上がりに欠けるな、と思っていたからです。

 ところがそんな心配は杞憂でした。いうなれば、全編怪獣バトル。もしくは戦闘シーン。落ち着く間もないほど、派手なシーンが続きます。とは言えずっとではなく、落ち着いた、静かなシーンもあります。そういったシーンは派手なシーンと良い対比となっており、まさに嵐の前の静けさと言うような、不安感を煽るのによい塩梅となっていました。

 また、前作ではあまり使用されていなかったBGMが本作ではかなり使われており、雰囲気を盛り立てています。ゴジラのテーマも劇中で使われており、使いどころも良く、かなり興奮します。

分かりやすくも深く描写された人間模様

 人間模様も、本作の見どころの1つとなっています。今作で主人公の1人として描かれているのは、秘密組織モナークの元一員で、2014年時にゴジラによって息子を失ったことから、怪獣との共生を唱えるモナークから抜け出した動物学者の、マーク・ラッセル博士です。彼の妻であるエマ博士はモナークで現役で働いており、怪獣との共存を主張しています。

 マークとエマは別居状態にあり、エマの元には娘のマディソンがいますが、エマとマディソンは拉致されますが、そこでエマは眠っていた怪獣の復活に手を貸します。そんな母を間近で見ていたマディソンは脱走。エマと意見が対立していたマークの考えに共感し、1人で行動を起こします。

 怪獣と人類の関係性について意見が割れるマークとエマ。その2人の間で翻弄されながらも、自分の意思を持って行動に出たマディゾン。危機に陥た娘のために協力するマークとエマ。そして夫と娘をギドラから守るために、1人ギドラに立ち向かったエマ。

 裏切りやスパイと言った複雑な人間関係が描かれていない分、主人公一家の関係性の変化が分かりやすく描写され、より物語に集中できる構成になっていると思います。

少年心を刺激する施設の数々

 怪獣の監視や研究を行う秘密組織モナークは、世界中に怪獣の監視基地を有しています。怪獣が相次いで目覚めてしまったことでそのほとんどは壊滅しますが、基地1つ1つのデザインがかっこいいんです。まさに秘密基地と言ったような風貌は、少年心を擽ります。

  特に、海上に設けられたプラント基地(名前忘れちゃった)は、「メタルギアソリッドピースウォーカー」などに登場する「マザーベース」や、劇場版海猿に登場した採掘プラント「レガリア」、ソードアートオンラインアリシゼーションの「オーシャン・タートル」などを彷彿させます。

 大事な事なのでもう1度言います。まさに秘密基地。世間に知られてはまずいようなものがありそうな雰囲気は、ワクワクする、以外の表現ができません。南極基地とか、いかにもって感じです。

見どころは? 全編!

 まるで思考を放棄したようなサブタイトルですが、見どころは、と聞かれたら、全編と答えるでしょう。それくらい、内容が濃いです。しかしそれでは、一応物書きの端くれとして私自身が納得できないので、何とか言葉で説明します。

 この作品の見どころは、以下の3つに大別できるかと思います。

ラッセル一家の人間模様の移り様
環境問題等への風刺と、問題に立ち向かおうとする人々の努力、葛藤
ド派手な怪獣バトル・戦闘シーン

 頭を空っぽにして怪獣バトル物を楽しみたい人にも、困難に立ち向かう人々の葛藤の物語を楽しみたい人にも、どちらにもおすすめ出来る作品かな、と思います。作品自体は2時間強と長いですが、中だるみもほとんどなく、観ていて飽きることはないかと思います。

強いメッセージ性

 ゴジラのテーマは反核ですが、今作では環境問題に対するメッセージ性が強く感じました。劇中ではよく「自然のバランス」という言葉が使われており、人間が崩したバランスを怪獣が取りに来た、という解釈がなされています。その描写として、怪獣が暴れた跡では急速に生態系が回復したことが示唆されています。

 また、自然の権化として怪獣が描かれているのでは、とも思います。

 私たちは自然を制御しようとして、沢山の失敗をしてきました。技術力で自然を制御しようとしても、それを上回る力の前に多大な犠牲と損失を生んでいます。劇中の怪獣にも、人類の兵器は無力同然でした。

 しかし、怪獣とは「オルカ」という装置を介して、一定のコミュニケーションが行えました。また怪獣の中には、敵対しない人間と交流する描写も見られました。つまり一方的に制御しようとするのではなく、歩み寄り、共生することで決定的な損害、すなわち自然の修復不可能な廃退を防ぐことが出来る、というメッセージなのでは、と思いました。

 あなたは、どういったメッセージを受け取りますか?

やっぱりゴジラはかっこいい

 異論は認めません。ゴジラはかっこいいんです。南極基地でモナークの研究者たちを乗せたオスプレイを襲う際に割り込んできたシーンとか、尻尾攻撃でギドラの足払いをするシーンとか、芹沢博士の命と引き換えに活力を取り戻して、海中からゴジラのテーマと共に姿を現したシーンとか、球場でマディソンを襲うギドラに熱線攻撃を行うシーンとか。そのシーンでは、ゴジラの出現に口元を歪めたマディソンもかっこよかったですが。あの子、娘さんですよね? イケメンで惚れそうになりましたよ。終盤で体を赤熱させながらギドラと戦うシーンには神々しさすら感じます。人間など足元に及ばぬ圧倒的存在。敬意と畏怖の象徴。最初の神。だからかっこいいんでしょうね。

さいごに

 まだまだ語りたいですが、長くなるのでこの辺にしておきます。

 この作品の見どころは前述しましたが、なにぶん本編が長いので、それぞれの要素に集中して複数回観ると、細かな描写やメッセージに気付けると思いますし、複数回観ても全然飽きないと思います。ですので、時間に余裕のある人は、1度と言わず、2度3度観てみても良いじゃないでしょうか。

 エンドロールの後には、かなり不穏な雰囲気のシーンが映し出されました。いつになるかは分かりませんが、続編があるんでしょうね。楽しみです。

ネタバレを恐れずにここまで読んでくれた皆さんは、興味を持っていただけたら劇場に急ぎましょう。まだ上映しているところはたくさんあると思います。あの音響は、映画館で楽しんだ方がいいですよ!

ではまた。

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