どうも、陽野一です。だんごむしガチャを第2弾から追い続け、気付けば机の周りが虫の類や爬虫類で溢れるようになりました。
そんな私の机周りに、爬虫類のお友達が加わりました。
2019年12月最終週に、バンダイから発売された、「かめ」です。
だんごむしガチャと同じ発売元ということもあり、発売前から期待していた商品ですが、無事に入手することが出来たのでレビューしていきたいと思います!
ではいってみよー。
「かめ」は4種展開!
かめは「インドホシガメ」と「ギリシャリクガメ」の2種です。が、2種ともアルビノがラインナップされているので、通常色とアルビノで、合計4種です。
ここで私事ですが、今回、私は4回回したんですよ。
おもちゃ屋さんの店先に置いてある台の中に「かめ」を見つけ、手持ちに小銭が無かったのでお店のおじさんに1000円両替してもらい、まず2回回しました。4種のうち2種が通常色なので、出ると思うじゃないですか。でなかったんですよ。
ギリシャリクガメのアルビノが2個出てきましてね。もう一枚の1000円札を手にもう一回お店に入ったら、おじさんに「また?」みたいな顔をされましたよ。でも通常色が欲しいので、両替してもらいました。
で、もう2回回しまして。
2回とも、ギリシャリクガメのアルビノでした。
4回回して、4個ギリシャリクガメ(アルビノ)。
私の好きな玩具レビュー系ユーチューバーの言葉を借りるなら、
「不均一アソ――――トオォォォォォォ!!!!!!」

思わないでしょ、4回回して4つとも同じのが出てくるなんて。もしかして1個くらいインドホシガメのアルビノが混ざってるかな、とも思いましたが、現実はそう甘くはありませんでした。
「かめ」概要
気を取り直して。
「かめ」の商品概要をご説明しますね。
この商品もカプセルレスで、手足を収納した状態のかめがゴロンと出てきます。ただ、だんごむしのように完全にカプセルレスなわけではなく、底面に半透明の補助パーツが付いています。

補助パーツにはかめの紋様が刻まれているほか、反対側の面には「くちにあてない。このパーツは補助パーツです。開封後、破棄してください。」と書かれています。
同じく補助パーツが用いられていたダイオウグソクムシは補助パーツが無いと丸まった状態を維持できませんが、かめはそんな事無いので、捨ててしまっても大丈夫です。


丸まった状態のサイズ感としては、だんごむしより二回りほど小さく見えます。しかし、丸まった状態での全長はほぼ同等です。

だんごむしは完全な球形に近い形状をしていますが、かめは甲羅の形状が少し歪なので、全長に合わせて全高や全幅が控えめになっています。そのせいで、二回りくらい小さく見えるようです。
これ以上大きくすると、ガチャマシーンの規格に合わなくなるんでしょうね。
主なギミックは手足の可動、首の伸縮、尻尾の展開、口の開閉です。
脚の膝にあたる関節は軸で可動、手首部分と尻尾の付け根、首の付け根、口の下顎の付け根はボールジョイントで可動します。甲羅の中には骨格を意識したフレームがあり、手足や首を引っ込めるギミックを利用して、若干ではありますが、ポーズを付けることが可能です。
お値段は一回500円です。
他の商品とのサイズ感比較
次に、これまで発売されてきただんごむし系の商品とのサイズ感の比較をしていきます。

左からだんごむし、フチゾリネッタイコシビロダンゴムシ、マンマルコガネ、ダイオウグソクムシ、ギリシャリクガメを並べると、こんな感じです。ギリシャリクガメが一番小さいです。
「かめ」の良い点・気になる点
ではここらで、「かめ」で遊んでみて思った、良い点とちょっと気になった点をまとめていきます。
良い点
その1 細かな造形
まず、とても造形が細かいです。
甲羅の造形もさることながら、手足や首の造形が非常に細かいな、と思います。
尻尾を収納するのを忘れてましたが、右側に倒すことで収納できます。尻尾自体は右に湾曲しているので、反対方向には収納できないです。
手足や尻尾はうろこ状の皮膚が表現され、掌に相当する部分や裏側の見えない部分まで、しっかりと作り込まれています。

また、頭部は手足よりも細かく作り込まれているほか、首を伸ばさないと見えない部分はそうでない部分と異なる造形になっており、手が込んでいるな、と思います。

鼻の穴も、鼻の穴だと認識できる程度の造形となっています。

口の中も塗装されているのは、ポイント高いですね。ただ、上顎側は塗装されてないです。

その2 細かな可動
すでに少し触れましたが、この「かめ」は甲羅に籠った状態を再現できることもあり、軸やボールジョイントでかなり可動します。
とは言っても、亀の可動域自体少ないと思うので、ぐりぐり動かして遊べる、という程度ではないです。脚の向きや角度を変えることで、歩いているような表情を付けたり、踏ん張っているような表情を付けたり、といった程度です。
脚周りに比べて、首は結構動きます。前後に伸縮しますし、左右にもかなり首を振らせることが出来ます。首の付け根はボールジョイントですので、何なら一回転させることが出来ます。
口も開きますので、威嚇しているような表情だったり、餌を食べているような表情だったりと、細かく表情をつけることが出来ます。
気になる点
その1 ボリューム感が……
致し方のないことだということは分かってるんですが、つい思ってしまったので、書いておきます。
だんごむしやダイオウグソクムシと比べると、ボリューム感がちょっと物足りないかなー、と思ってしまいました。
重量もだんごむしより軽いですし、全高も低いです。
また、手足や首の付け根の隙間から、甲羅の中の空洞が見えてしまうのが、少し残念に思います。ただ、これは構造上、仕方のないことだと思います。甲羅内を空洞にしなければ手足は収納できませんし、可動域も確保できませんしね。
その2 できれば上顎も……
全体のクオリティーが高ければ高いほど、細かな点が気になってしまいます。そういった意味で、出来れば上顎も塗装して欲しかったな、というのが正直な感想です。
総評
全体的に細かく作り込まれており、お金が掛かっているであろうことは容易に想像つく商品だと思います。可動するため各部に軸やジョイントがありますが、つなぎ目などは目立たず、無可動フィギュアと遜色ないような仕上がりです。
気になる点は全く無い訳ではないですが、構造上仕方のない部分もあると思いますし、私は総じて満足しています。
もっとも、今回一番気になったのは、4回まわして全部同じ商品が出てきたことですが。
気になった方は、お近くのガチャマシーンを探してみてはいかがでしょうか。
この「かめ」には、「01」のようなナンバリングはありませんでしたが、同封のブックレットには「かめ新聞第1号」と書かれていました。なので、今後も新商品が出るかも知れないですね。
その場合には、またレビューしたいと思います。
でもその前に、通常色バージョン欲しいなあ。
ではまた。
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